余談5 傲慢な(喚く)人 高い!と喚いて値切る経営者!

相当、難儀な(>_<)(イタイ)経営者の話です

もともとは、以前勤めていた会社(スポーツ用品メーカー時代)の後輩だったのですが、家業(Pの卸)を継ぐために退職して、一応、法人化して有限会社の社長になってました
彼は、前職(スポーツ用品メーカー時代)では、可愛い後輩だと思っていたのですが、相当、難儀な(>_<)(イタイ)経営者になってました。

バブルの頃は、ちょっと、儲かってたので、真っ赤な外車のカブリオーレに乗って出社してたり、私と打ち合わせする際に、繁華街のホテルのラウンジに、真っ赤なダブルのスーツを着て現れる事にも遭遇(打ち合わせ後、高校の同窓会に出る予定だったらしい・・)。友だちには、一応、成功している風に見せつけたかったのでしょう。

P関係の在庫管理/申請書類作成システム

彼(スポーツ用品メーカー時代の後輩)から、P関係の在庫管理/申請書類作成システムを作ってくれと連絡が来たのです。
現状でも、一応、他社(卸組合等)が作ったシステムはあるのですが、これを自分の手でもっと使いやすいシステムを作れば大儲けできる(こんなものがあれば便利/こんな風にすれば儲かる=借金だらけなので、一発逆転できる)と考えた(ただの思い付き)のです。

全く紙(テキスト)ベースにも出来ない人間です。考えをきちんと整理して、論理的に説明(アウトプット)するのは、全く困難な人間。気に食わないと、喚くタイプ。

昭和の時代では、よくあった光景です。

一円も払わずにやらせるつもりだった

しかも、調査から何からすべてこちらにやらせようと言う魂胆だったみたい。(思い付きを話しするだけ)

○○○さん(私の事)なら、タダでやってくれる/頼みやすい(言いやすい)⇒利用してやろうと考えたみたいです。
当時は、 まだまだ、一般人には、PCもあまり普及しておらず、ソフトを作ることに対してまともな対価を支払う事もない状態。当然、調査に払うなんて考えられないわけです。

ただ、P業界について、ちょっと調べたら、P台の在庫(転換)移動一つするにしても、当局(警察)の許認可などが複雑に絡み合うのでメチャクチャややこしいのです。廃棄処分なども全て、許認可が必要。当局に提出する書類もキチンとしたもの(ルールに則った書類)を作成しなければならない。

『何をしとるんじゃ!我』

彼(社長)は、パソコンもろくに触れないし、ソフトの作り方などなども、全く分かってない。きちんとした、依頼の仕方も分かってない。お金をキチン払う気もない

私が、彼の会社に行っても、常に、社員に喚き散らしている。平気で、身内や社員に怒鳴り散らす異常な性格。
社員が、鉛筆を机から落としたその音を聞いて、『何をしとるんじゃ!我』と、大声で怒鳴り上げる異常な状態。私には、そういう言葉使いはしないのですが、間接的な圧力をものすごくかけてくるわけです。社内でも、頼りになりそう事務の女性には、優しく接するのも異様でした。

論理的に、物事を考える事が出来る人間では無かった。普通の会社なら、そんな会社との取引はしませんよね。

おそらく、借金も多いと言ってたので、焦っていて、感情の制御が出来なかったのだと思われます。彼がいた業界自体が、そういう雰囲気のある所なのかもしれませんね。

一発逆転でも狙っていた様子

実際に、どうやってやるのか、どうやれば彼が考えるように出来るかどうかを含め、『調査には相当な時間と費用が掛かるし、多分、時間は数か月はかかると思うよ。システム全体では、最低でも、1千万円位は、かかる。』と話をしました。

『たら』『れば』の話で、出世払いでやらせる

彼は、『そのシステムが出来たら、数億円の売上にはなる』『そのシステムが売れれば、大儲けできる』と言う様な、『たら』『れば』の大雑把な話しは、必死になって言ってくる。

見込み客は、日本全国に数千店はあるから、売り上げなんて簡単に上がる(売上げが上がれば、そちら(私)も、儲ける事ができるでしょ・・・。⇒出世払い)と言う、メチャクチャ自分勝手な、空想的な話。儲ける事が出来なかったら、お支払いしませんと言う事でもあるわけです・・・。とにかく参考になるソフト(仕組み)はあるから、それを見て、独自のものを考えて欲しいと言うだけ。

*初期費用の話をすると、払いたくない為か、会社内で、社員や身内などには、喚き散らし、私に対して間接的なプレッシャーを与えると言うたちの悪い所業を繰り返してました。

【*初期費用】
先ずは、在庫の読み取りのためのバーコードリーダーを買わなくてはなりません。バーコードリーダー単体でも、20万円近くする。バーコードリーダーから読み取ったデータをデータベースなどに読み込むためのミドルウエアソフトは、バーコードリーダーの製作会社が開発したものを使わなければなりません。その費用もいくらか必要。さらに、ネット上で在庫管理書類作成するのに必要な、サーバーのミドルウエアの購入費用も必要(イニシャルコストだけでも100万円)。

『上手くいったらバーコードリーダーは、最低でも数千台は売れる!から、バーコードリーダーの制作会社に、定価の1/3の価格で売るよう交渉してくれ!また、サーバー上でフォーム作成(書類作成)できるミドルウエアを販売している会社にも無償提供するように、交渉してくれ!』と言う始末。社員みたいに扱おうとしていました。

喚いて事をすすめるのは常套手段?

『どう考えても、私、一人では無理なので、優秀なプログラマーさんにサーバー上でのフォーム作成(書類作成)のシステムをやって貰う。ただし、彼は、最低でも月額100万円くらいは、払わないとやってくれない。』『バーコードリーダーや書類(フォーム)作成のミドルウエアも、購入代金が必要。』と言うと、近くにいた社員や家族の社員に向かって、いきなり『なんじゃ、われ!!〇△〇△〇△〇△〇△〇△』(口ぐせ)と、喚くわけです。

社員に喚いた後は、こちらに向かって、『ねえ、○○さん、その金額は無茶でしょう・・・。』と、静かに言うわけです。

数十万円の赤字

こちらに喚いてるのではありませんよと言うふりをするのです。これは彼の常套手段で、いつもそういうやり方でした。友だちに言ったら、それって反社の人みたいなやり方やなと驚いてました。

異常なやり方に、疑問を感じながらも、後輩の頼みだし、作ったら面白いかなと思い、とりあえず、自腹でバーコードリーダー1台とミドルウエアなども購入してテストシステムを作成(最低限は動かせる仕組みの製作)する事にしました。

実際は、プログラマーさんは、お友達価格の70-80万円と言う事にはなったのですが、サーバー回り以外は、全部私がやりました。必死になって作った結果、彼の会社の中では使えるテスト用のシステム(120万円ほど)を納品。私の所には、1円も残らず数十万円の赤字だけ。
さらに、無線を通して在庫を管理するためのバーコードリーダーも自腹で購入。当時は無線(Wi-Fi)も、全く普及しておらず無線が使えるバーコードリーダーは、まだまだ高級品でした。

喚き散らして値切る経営者

さらに、テスト版の修正の依頼があったのですが、多分、修正費用として最低でも10万円(特別に安く設定)くらいは掛かると伝えたら、いきなり、『高い!そんな金額出せるわけがない!』と、電話で喚き散らす始末。
『先輩だと思って、何を言ってもOK』と、甘えてたのかも知れません。

本当に、バカな後輩経営者でした。最近なら、そんな人はいないと思いますが、15年ほど前なら、そういった人も沢山いました。

結局、こちらは何もしませんでした。 社長は、直接連絡してこず、身内の社員を通して、何度か連絡してきましたが、コチラは、『先ず、未払いの、無線対応のバーコードリーダー料金を払ってくれ!』『理不尽に喚く人とは、もう付き合えません。』と伝えたのですが、それ以来、連絡が途絶えました。

脳腫瘍=聴神経腫瘍発症

その後、私は病気(脳腫瘍=聴神経腫瘍)を発症したのですが、こういったやり取りは、原因の一つかもしれません。ストレスが原因かもしれないと言われていたので・・・。