余談7 『某有名人のご兄弟に、お金を要求された』話し。

『某有名人のご兄弟に、お金を要求された』話し。

このエピソードも、バブルが弾けた頃の保険会社に居た時代の話です。

『*顧問の〇〇です。』⇒有名人のご兄弟

ある会社(そこそこ儲かっている会社)に保険のプレゼンに行った時の話しですが、そこで『顧問の〇〇です。』とおっしゃられる方と、名刺交換をしました。その時はそのままプレゼンして帰りました。
*その人(顧問の〇〇さん)⇒ 名刺交換の際に、社長から、関西では、超有名な方の【兄】と言う紹介がありました。あとで聞いた話では、その会社の顧問になった理由もかなり怪しかったのです。超有名な方にとっては、非常に残念な話です。

いきなり会社に電話

その人(*顧問の〇〇さん)から、3日後くらいに、突然会社にいた私に、電話があったのです。
いきなり、『顧問の〇〇やけど、君は、あの保険契約でいくら儲けるつもりなんや!わかってるで~!うちの家へ来てくれ!ゆっくり話をしよう!』と、言ってきたのです。

コチラは、最初は、何の意味かわからないので、『どういうことですか?』と尋ねると、
『まあ、ゆっくり話をしようや!【お金】の事やさかい。黙っておいてやるから・・・、とにかく、うちの家まで、来なさい!』と、繰り返すのです。 黙っておいてやるってどういう事?誰に黙っておくの?なぜ家に行くの?と、感じましたね。

お金を要求してる!のかも・・・

しかし、このやり取りで、【お金】と言う言葉が出てきたので、『この人(*顧問の〇〇さん)は、何か私に対して、お金を要求してる!のでは?と感じた』のです。

別に、きちんとした保険の契約(わりと、大型お契約)を頂く(結果として、報酬を得る事になる)だけだったので、どうして、コチラが、いくら稼ぐ かについて興味を持つのかもわかりませんでした。顧問の人が、保険の事で何をしたいのかもわかりません。

そこで『先方の会社で、話をしましょう。社長は、この話は、御存じですか?お宅とはあの会社で、出会ってるし、保険の事ならそこで話をしましょう。これから電話を切って、直ぐに社長にアポイントを取ります! なんか【お金】の話があると、顧問の〇〇さんがおっしゃってます。と電話しますので、ご都合はいかがですか?』『もちろん、理由のわからない(不当な)、【お金】を渡す事も出来ません。多分、保険業法にも抵触すると思いますので・・・』と、切り返してみました。

君は、怪(け)しからん奴や!

そうしたら、*顧問の〇〇さんは、『君は、怪(け)しからん奴や!』と突然、激怒!
それでも、「じゃ、これから、先方に電話しますね」と言ったら、電話は、一方的に切られてしまいました。社長へは、その件については連絡もせず、後日、契約だけはいただきました。⇒言われた通り、『怪(け)しからん奴!』になりました。

弟の名声を利用し、小銭稼ぎをしようとする人

こんな風にして、小銭稼ぎをしようとする人がいると言う事をその時、勉強しました。コチラは、ひるまず冷静に対処しました。普段から、その人は、名声を利用してたかる事を生業にしていたのかも知れません。

この人は、弟の名声で得られた地位を利用してるだけなのですが、すごく、上から目線で言ってくるのも不思議。弟の名声で地位をアップさせて小銭稼ぎをする人に、たかられるなんて絶対に認められませんでした。

また、昭和の時代は、地位のある(地位があると思っている)人は、都合の悪い事/ご機嫌を損ねる事があると、いきなり切れる人が居たんですよね。

突然、キレる弁護士さんもそうでした。⇒傲慢な人たち(喚く人)『君は、怪しからん奴や!』いきなり、怒鳴り散らす弁護士さん

弟さんの名声にも、傷がつく

社長に内緒で、小金を稼ごうと意図して、連絡してる事は、絶対に知られたくなかったはずなので、そこ(都合の悪い事等)をついて、冷静に対処すれば何とかなりました。バレたら、弟さんの名声にも、傷がつくと感じますね。

正当な稼ぎを暴かれる世界が嫌になった

実は、保険契約の設計書が、この怪しい顧問の人から知り合いのFPの女性に渡り、そのFPの女性から私が居た会社の別の支社の人間の所へ渡り、それをみんなで共有されてしまったのです。その支社から、FPの女性に、手数料とかが漏れ出し、小金稼ぎのネタにされたみたいです。

正式な会社の、システムで作った設計書なので問題は無かったのですが、かなりの大型契約だったので、『〇〇さん(私)が、こんな大きな契約を取るらしい/手数料はいくらになる』と、その支社でちょっとした騒ぎになったらしいのです(仲の良かったそこの支社の人間に聞きました)。

『長くやる仕事じゃない。』

これ以外にも、正当な仕事の成果を暴かれるようなことも何度かあり、自分で、この仕事が、嫌になってしまいました。そこそこ稼ぐことは出来るのですが、お金を商品の様に扱うビジネスも、自分的には我慢できなくなってしまったのです。さらに、この件も父親に話をしたら、『もうやめたら良い!長くやる仕事じゃない。』と言ってましたね。それに、父親も有名人の事はよく知ってたし、お兄さんの非常に情けない行動には驚いてました。

『有名人の身内なだけで、その名声を利用してこんなことをするの?』

本当に、驚くべき事です。その会社の顧問になった理由も、怪しすぎます。本当だとしたら、ちょっと考えられない事なのです。どうもその人の本業も、有名人の弟がいたからこそ成り立っていたのかもしれません。