余談3 傲慢な人たち(一流銀行の営業マン=体の良い高利貸し)

余談3 傲慢な人たち(超一流銀行マンの話し

今回は、30代(1990年代)バブルの弾けはじめ頃に出会った、傲慢な人のエピソードを紹介しておこうと思います。先ずは、某大手都銀(関西系)のとんでもない人達の話しです。

人生2度目の『家に火をつけたるぞ!

『家に火をつけたるぞ!』は、20代の頃にも言われていたのですが、30代の頃になると、某大手都銀(関西系)のからも言われました(喚かれた)。

まだ、バブルが弾け切ってない頃(1990年代前半)の話なのですが、某大手都銀(関西系)の方に、『家に火をつけたるぞ!』と言われてしまいました。
人生、2回目だったのですが、まさか超エリートと言われる大手都銀の方に言われるとは思ってもいなかったのでメチャクチャ驚きました。

なぜそんな事を言われたのかと言う経緯は、その某大手都銀(関西系)の取引先(融資先)だったところに、私が、たまたま保険契約を決めました。
ちょうど、プレゼン終了後、入れ替わり位でその都銀の担当の若い職員が、お客さんの所に入って来たのです。
その時(ちょうど真夏)、彼は『お母ちゃん、暑いなあ!冷たいもの頂戴』と入室して来たのです。私は、そのまま退室。
さすが『お金を貸してたらこんな傲慢な態度に出れるんだ』と思いながら会社に帰ったのだけは、良く覚えています。

会社へ帰って、1時間もしないうちに、その某大手都銀(関西系)の担当の上司から電話が入り(担当が、お客さんから名刺を奪ったみたいです)、名前を聞いても名乗らず、『うちの了解もなく勝手にそんな事(保険契約)をして貰ったら困る!うちの若い者が世話になったな!困っとるやないか、何を考えとるんじゃ!家に火をつけたるぞ!契約なんかさせん!保険屋が、なめたことしやがって!』と喚いて、こちらには何も言わせず、そのまま一方的に電話を切りました。預金残高が減る(職員の成績が落ちる)様な事をするのは、銀行が認めないと保険屋にはさせたくなかったんだと思います。

とにかく、銀行はすべて上、保険会社の営業マンをマウントするのは、当たり前と言う感じでした。

なめた事をしてあげました!

ただ、コチラはそんなもの無視して、もちろん、契約は、ちゃんと頂きました(なめた事をしました)。残念ながら、まだ、ポケベルがようやく主流になった時代なので、携帯電話も普及しておらず、会社の電話機も、録音機能もなかったので、録音もできませんでした。当時(バブルの弾け掛け)、大手都銀(関西系)は、とにかく、俺らが世の中(すべて)を牛耳ってる(大きな勘違いをしてた)・・・と言う感じでした。

体の良い高利貸し(1)

このエピソードを、当時、友人と会社の経営をしていて経理担当だった父親にすると、昔は、超一流の大手都銀には、そんな職員はおらんかった。『そういうのを体の良い高利貸しと言うんや』と教えてくれました。まさにその通りとですね。『わしは、都銀とは付き合わん、零細企業なら、地銀とかで十分、都銀と取引するなら気を付けなあかん!』と言ってました。また、有名な話『雨降りに、傘は貸してくれへんけど、天気の良い日に、傘持って来よる!』と言う言葉も、その時教えてくれました。

その頃の某大手都銀(特に関西系)には、そういう行為がまかり通っていたようです。まだ、他にも、とんでもなく勘違いしていた銀行マンの話があります。

バブルの時代には、大手都銀(特に関西系)の銀行マンは、給料が良く、エリート意識も異常に高く、皆さんイケイケドンドン。(当時は、大卒の就職人気ランキングでもトップクラスだったと思います。⇒給料が高いのは魅力的) もちろん、バブルが弾けてからは、当局の指導もあるし、世間からも色々と叩かれて大人しくなったようですが、最近、やっと銀行も、信用は出来るようになって来たんじゃないでしょうか?もう、バブルの頃のイケイケ戦士もほとんどいないでしょう。
*私は印象が悪すぎて、自分の子供には、就職時に、『銀行とか証券だけは目指すな、体の良い高利貸しにはなるな!と言ってました・・。

体の良い高利貸し(2)とんでもなく勘違いしていた銀行マンの話

コチラも、超一流銀行の、メチャクチャ傲慢な『体の良い高利貸し』の、珍しく、『某大手都銀(関東系)の人』の話です。
私が保険会社に入社して数か月目くらいの事ですが、先輩から、某上場企業の社長に、某大手都銀(関東系)の人を紹介されたから一緒にその銀行の支店に行こうと誘われたのですが、とんでもなく傲慢でバブル時代の勘違いした人でした。彼は、その銀行の営業(渉外)課長でした。

彼の同僚営業マンや女性たちが通常の仕事をしている支店の部屋の中での、簡単な打ち合わせが出来るスペースで名刺交換のはずが・。

大声で、いきなり、支店のみんなにも聞こえるように、『私は、 メチャクチャ忙しいのに、保険屋がなんの用? 同期入社の中で私は、一番の出世頭! イケイケドンドンの○○銀行(関西系の大手都銀)の人見たい!と良く言われますのや!』そして名刺を、受け取ろうともしない。『私は、某保険代理店の社長に、とても可愛がってもらってます!不動産会社や、証券会社にも可愛がってもらってますのや!おたくは、何倍積んでくれます?某保険代理店は、〇〇倍ぐらいは、やってくれてます。』こちらは、何倍の意味が分かってないので、先輩が『何倍ってどういう意味ですか?何のことですか?』と言ったら、大声で『帰れ!!そんな事も分からん保険屋とは付き合ってられん!こっちは忙しいんや!』と喚かれて、終わり。

後でわかったのですが、何倍とは、銀行からお客さんを紹介してもらった時に(保険会社、証券会社、不動産会社等)が、決まった契約等の手数料の何倍(20倍/30倍なんて当たり前)かを、預金(通知預金)の形で積むらしいのです。10憶/20億なんて、普通に行きます。3月の決算月、9月の半期の決算月とかは、血眼になってやってたのではないでしょうか・・・?
とにかく、バブルの頃は、大手都銀に勤めてると言うだけで、プライドも高く、保険会社のフルコミ営業マンなんかに対しては、マウントするのは、当たり前。ただ、数年後(バブル崩壊)には、彼らのイメージが地に落ちる⇒『体の良い高利貸し』ことになります。

バブルの頃は、銀行にもよりますが(主に関西系都銀)、保険代理店などに、儲かっている会社(顧客)を紹介(節税目的)すると、それに見合う分を通知預金と言う形で積んでもらうわけです。毎月、預金をどのくらい積む(獲得する)かも、銀行の営業マンの評価ポイントみたいでした。特にそれを出世頭の彼は、必死になってやってた(通知預金獲得)みたいです。そもそも彼がいた関東系の大手都銀は、他の支店では、あまりやっておらず、大手都銀(関西系)のまねをして数字を上げる事(同期で一番)が彼の自慢の様で、周りの、支店の同僚職員たちにも聞こえるように、大声を張り上げるのも異様な雰囲気でした。銀行は、お客さんの財布の中身を知ってる(特に、法人なら決算書を見ている)からやろうと思えば、節税目的の保険の紹介くらいなら、いくらでも出来た(モラルは抜きにして)のです。こんな人間が、超一流銀行には、本当にいたのです。この人物のトンデモない銀行マンのエピソードを、もう一つ次に紹介しておきます。

トンデモなく傲慢な銀行マン=体の良い高利貸し(2)のエピソード

当時、ある会社の経理担当をしていた知人から、その会社が加入している保険の相談を受けたことがあります。その会社は、バブルの頃に経営が絶好調で、節税のために複数の保険プランに加入してました。

銀行マンによる違法な募集行為!?

その中で、ある契約は、突然、知り合いから紹介され、ある大銀行の営業マンが保険を売りに来たとの事。しかも、その銀行マンから、当時禁止されていた私製文書(節税出来る事を煽る様な文書)を基に、説明を受けたとの事(その違法な書類は、私も見ました)。『儲かってるならこの保険に入れば節税にもなるし、保険料も必要なら、お貸ししますよ!』と保険プランを持ってきたので加入したらしい。
一応、加入の手続きは、代理店が来て契約はしたらしいのですが、保険の募集人資格を持っていない銀行の営業マンの募集行為は禁止ですよね。それを、やっていたのが彼⇒体の良い高利貸し(2)でした。本当に、今では考えられないモラルのない人間です。

さらに、彼⇒体の良い高利貸し(2)の問題が発覚。

経理の方の話によると、保険期間10年のプランを契約したはずなのに、よく、保険証券を見て見たら実際に契約した保険は、保険期間が15年のようだ。保険契約時は、儲かっていたのでとにかく節税したいからと、そればかり考えていたから、厳密に保険証自体を詳しく見てなかったとの事。3年ほど経ち、見返して見たら何かおかしいし、他の保険会社も同じようなプランを契約してるが、比べて見たらどうも違う、おかしい。どういう事だろう?と思って、私に相談してきたんですね。

保険料も保険金額も、10年と15年は違います。保険料を、似せる事は、保険金額の違いなどで調整出来ます。ただ、解約返戻金の立ち上がりと言う物は、根本的に違います。当時は、10年満期なら、3年もすれば、解約してもほとんど損はしません。しかし、満期が15年なら3年で解約したら損をしてしまいます。ただし、節税効果を入れたらほとんど損はしないのですが、お客さん自体が正しく理解して契約してないのですから、大問題(契約期間10年と思っていたが15年だった)です。しかも、きちんと保険の販売資格を持っていいない人から勧誘を受けていた

保険代理店側からすると、お客さんの財布の中を分かっている銀行の人に紹介を受けると、大きな契約がより決まりやすい。保険期間が長い方が、手数料率も高い(手数料も多くなる)わけです。銀行は、余計に通知預金を積んでもらえるわけですね。こんな怪しいことを、代理店と銀行がグルになってたとは、断言出来ませんが驚くような話です。その会社は、面倒くさいから、それ以上問題にはせず、結局解約して終わりにしたみたいです。

こういう怪しい保険プランを、売って回ってたのが、体の良い高利貸し(2)の彼だったのです。実際に名刺も見せてもらいました。いまだに名前も覚えてます(忘れられない)。出世のためなら、何をやっても良いと言う人間なのでしょう。ただ、バブルが弾けてしまってからは、そんな事はまかり通ってないと思います。そのまま銀行の中で、彼が出世できた(生き残れた)のでしょうか・・・30年ほど経って、彼はどうしてるのか興味があります。

体の良い高利貸し(3) 繰り上げ返済したら、僕の顔、潰してくれましたな!!

フルコミの保険会社に、入社して5年ほどで、それなりの一軒家を購入する事が出来ました。(もちろんその会社の信用があったおかげで)某関東系の有名都市銀行から住宅ローンの借り入れもする事が出来ました。しかし、その借り入れからわずか、1年後には会社を退職する事を決めたのですが、退職する場合は、その銀行からの借り入れ(住宅ローン)を全額一括返済せよとの条件になってました。

借り換え先はあの有名なやんちゃな銀行

そこで、新しい融資先(借り換え)を探すことになったのですが、おかげさまでその過去数年間は、きちんと納税もしていた(個人事業主)し、担保価値もそれなりにある物件でした。当時、生命保険のフルコミ営業マンは、全く信用が無かったのですが、複数の銀行から、借り換えローン設定のOKも頂けました。その時に、「コチラから借り入れをしようと考えたのが、某大手都銀(関西系)」でした。その当時、我々、保険の営業マンの仲間内の間では、あまりにも評判が良くなかったので、逆に借りて見ようとなった(どんなところか見て見たかった)のです。

こっそり繰り上げ返済

実際、ちゃんと借り換えも出来たのですが、新規で借りて、わずか1年ほどで4分の1近くを一気に繰り上げ返済したのです。ちょうど、前職の持株会で毎月定期的に購入(ドルコスト平均法ですね)していた株があり、株価の上昇もあったので、その株の一部を売って利確したのです。前職の会社では、個人株主を増やそうとしていたためか、持株会での購入額の数パーセントを会社が補助してさらに購入出来たこともあり、思ってた以上に利益が出てました。これで、銀行の担当者には、相談せず一気に返済

やっぱりそう(体の良い高利貸し)だった!

しばらくしたら、その繰り上げ返済に気付いた銀行の担当営業マンから、激高の電話!
何をしてくれてますのや!よう、そんな勝手なことしてくれましたな?わたしの面目丸潰れですがな!!これで、一つ、貸しでっせ!
と言われて、一方的に、電話は切られました。こちらは、何も悪いことしてない!し、彼に借りを作る気もない!

銀行に、お金を早く返した(繰り上げ返済した)ら、怒られた・・・。と言うのは、期待してた以上の出来事。やっぱり某大手都銀(関西系)は、そう言う奴らだったと言う事を実際に自分自身で感じる事が出来た(⇒やんちゃな銀行だった=体の良い高利貸し)のです。ある意味、期待どおりでした。今だから書けます。

20代はコチラ⇒【余談2】昭和の営業スタイル(職業別電話帳を活用)

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