バスの下から生還した高校生──奇跡が消した北海道の夢

嫌われる勇気の答え合わせ

バスの下から生還──奇跡が進路を変えた

高校時代、周りの同級生たちはタバコやマージャン、そしてバイクに夢中でした。
「大人っぽい」「格好いい」という空気に流されるのが当たり前。
でも私は、「身体に悪い!」「息が切れる!」ときっぱり拒否。代わりに熱中したのはサイクリングでした。

京都北山の山道を自転車で走り、地図を片手に鴨川源流らしきものを探し出して踏破。
輪行(電車で福井まで行き)を駆使して、旧北陸トンネル(明治大正時代の遺物)も自転車で踏破。
*旧北陸トンネルは、当時は線路が撤去されて一応走ることは出来ましたが、たまに走る車は、大型トラックばかりでめちゃくちゃ危なかった。勝手に地図で見つけた道でしたが(自転車が通ってよいかどうかはわかりませんでしたが)照明灯もなく、自分の、自転車の明かりだけが頼り。

やがて「大学生になったら北海道一周サイクリングをする」という夢を抱き、自作(カスタムメイド)の自転車まで作っていました。

しかし高校3年の時、サイクリング中の事故でバスの下に潜り込む大惨事に遭遇。
奇跡的に無傷でしたが、自転車は大破し、北海道一周の夢は潰えてしまいました。

それでも「少数派であっても、自分の価値観を貫く」という姿勢は変わらなかった。
今振り返れば、こういった体験こそが私の“オンリーワン人生”の原点だったのです。

そして夢が途絶えた先には、また別の挑戦が待っていました。
大学時代、北海道での新しい経験が私をさらに大きく変えていくことになります。

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